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夏の特集

和風パーティー料理

今回の特集テーマは「和風パーティー料理」!
パーティー料理というと洋風の方が定番化している感がありますが、
ちょっと趣向を変えてお洒落な和風のメニューで、おもてなししてみませんか。

レシピ提供
  • 料理家 村松りん 〜RIN's KITCHEN〜
  • 料理レシピ検索しゅふしゅふ〜ず
  • 料理家 高谷亜由
  • 齋藤 優
  • 岩井 江里日

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ワンポイント・コラム

和風パーティー料理を楽しもう!

パーティー料理というとなぜか洋風メニューになりがちだったりしませんか? たまには趣向を変えて、和風の料理でおもてなししてみましょう。たとえばメニューの構成は以下の通り。

「小鉢・前菜」があれば「お造り」は省いてもよいですし、「煮もの」「焼きもの」「揚げもの」「蒸しもの」はその中から2品ほどチョイスすればOK。これでコースメニューのできあがりです。それぞれ季節の食材を上手に使い、お洒落な和風パーティー料理に仕上げましょう。

和食の調理のコツを覚えておこう!

煮もの、焼きもの、揚げもの、蒸しものなど、調理法ごとのコツをチェックしておきましょう。

煮もの
調味料を加える順番は「さ・し・す・せ・そ」が基本。「砂糖(さ)→塩(し)→酢(す)→醤油(せ)→味噌(そ)」の順です。火加減は素材によって違いますが、基本的には煮汁が沸騰するまで強火、煮立ったら中火もしくは弱火でじっくり火を通します。
焼きもの
魚の焼き方は「遠火の強火」が基本。身が厚い魚はやや火を落としてじっくりと焼き上げます。家庭ではなかなかなじみがないかもしれませんが、形をくずさず、焼きムラを防ぐために串を打つのもよいでしょう。
揚げもの
油の温度は材料や料理によっても違いますが、唐揚げや素揚げの場合はやや低めの160〜170℃程度でじっくりと揚げましょう。えびやいかなどの天ぷらは180℃ぐらいの高温でさっと揚げます。
蒸しもの
魚介類や肉類は強火で蒸すことがほとんどですが、卵や豆腐などは「す」が立たないよう低温で蒸します。ただし、火加減だけで温度を調節すると蒸気の量が減って火の通りにムラが出るので、蒸し器の蓋に菜箸などをはさんで蒸気を逃がすようにします。

みなさまからお寄せいただいた“和風パーティー料理”に関するお役立ち情報

  • ちらし寿司を小さな長方体のおにぎりにして、薄焼き卵で包んで、かんぴょうで結ぶと見た目もきれいで、食べやすいので子どもにも好評です。
  • 和風パーティー料理と言えば、煮炊きしたものが多くなりますが、そんな時、圧力鍋は本当におすすめです。3分程火にかけて、あとはそのまま。火加減の番をすることなく、その間に他の料理をじゃんじゃん仕上げていけます。和食メニューは時間がかかるから嫌という人には、ぜひお勧めの調理アイテムですよ!
  • 高知の皿鉢料理を見本にしています。刺身やカルパッチョのような魚料理を一皿、巻寿司やから揚げ・野菜の和え物などを一皿、焼き鳥や串揚げなどを一皿というように大皿に料理を盛り合わせて並べ各自の小皿にとってもらいます。
  • おでん。見かけも大事なのでおでんの種類ごとに分かれていれる鍋を使います。オススメは揚げ餅巾着!すじ肉!たこ!シュウマイ!
  • 冷たいもの、暖かいもの、塩辛いもの、甘いもの、汁ものの5種類をつくればメニューにバラエティができ、ゲストに満足されるおもてなしができます。
  • 和風といえば豆腐。豆腐のコース料理だとヘルシーで上品、アレンジもききます。冷奴(冬なら湯豆腐)、生麩の田楽、刺身の湯葉巻き、揚げ出し豆腐、豆腐のグラタン。あげの入った炊き込みご飯。豆腐のすまし汁。素材を統一することでしまりのあるものに、料理法を工夫することでアレンジのきいたものになります。
  • 籠にお箸、和柄のコースターやランチョマット。料理には刻みのりたっぷり、かつおぶしたっぷりのせて豪華に見せます♪
  • 味噌漬けの豚肉または牛肉を、味噌を付けたままパン粉をつけて揚げます。カツ揚げのように小麦粉や卵を付けてもいいのですが、味噌の香ばしさがおいしいです。一口大にしてもパーティーには便利です。
  • 和風ロールサンド。サンドイッチ用のパンにバターを塗って焼き海苔をのせ、スティックチーズを芯にして巻く。海苔が入るだけで簡単に和風テイストになります。
  • みんなで取り分けて食べれる和風パスタはパーティーに欠かせません。特に簡単にできる明太子パスタがおすすめ。
  • 突然のパーティーなどで少ない材料でおもてなしをしなければならない時に助かる食材は大根!おろして肉料理にかけたり、煮物、サラダなど、「大根パーティー」にしてみたりします。
  • ウチは和食パーティーなら、鍋か串揚げ!特に、紹介したいのが串揚げです。材料は何でもOK。海の幸・山の幸・・・小麦粉・玉子・水をさらっとするくらいにといて(液)、パン粉はフードプロセッサーでかなりの細粒にしておく。液→パン粉→油の順で。人気はチーズinちくわ・カマンベール・コーン・アスパラ豚バラ・シュウマイ。変わり種はアボガド・厚揚げ・にんにく。
  • 和風パーティーならば、クラッカーのかわりに大根の薄切りを使い、カナッペを作るとなかなかおいしいです。
  • 和食ということで、お重箱を活用します(後片付けも楽です)。黒いお皿なども和食を引き立てる良いアイテムだと思います。
  • とにかく旬の食材を使って季節感を出すことが一番大事ですね。自分の住んでいる県の名産物を結構知らない人も多いので、話題のタネにもなります!